マイナーだけど衝撃!思わず二度見する“どんでん返し映画”10選!

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すでに、いくつかの「どんでん返し映画」を紹介していますが、まだまだ世界には、思わず声が出るほど衝撃的で、心をえぐるどんでん返しが隠れています。

今回は、“知る人ぞ知る”マイナーどんでん返し映画10選を厳選して紹介します。ネタバレなしで魅力と見どころをまとめているので、ぜひチェックしてみてください!

ルイの9番目の人生

9歳の誕生日、少年ルイは家族と一緒にピクニックに出かける。しかし、不運な事故により崖から転落し、昏睡状態に陥ってしまう。事故現場にいたのは家族だけで、不可解なことに父親の姿は消えていた…

原題The 9th Life of Louis Drax
制作国アメリカ/イギリス/カナダ
公開年2016年
ジャンルファンタジー/ドラマ/サスペンス
監督アレクサンドル・アジャ
脚本マックス・ミンゲラ
キャストジェイミー・ドーナン
サラ・ガドン
アーロン・ポール
エイダン・ロングワース
配信Amazonプライムビデオ(レンタル)
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予想を裏切る9つの悲しき人生…

  • 何度も生死の境をさまよう事故に巻き込まれるルイ。彼に一体何が起きたのか。姿を消した父親が関与しているのか。その謎を遡りながら解き明かしていくミステリー要素が本作の見どころです。
  • 昏睡中にルイが見る夢に現れるおどろおどろしいモンスターなどの幻想と、不条理な状況にある現実が入り混じるダークファンタジー的な世界観
  • 予想を裏切る展開と、昏睡状態のルイを通して描かれる彼の孤独は、単なるファンタジーを超えたヒューマンドラマとして、深い愛情や人間らしさを感じられる秀作です。
評価項目評価コメント
どんでん返し度★★★★☆少年にとっては、残酷な真実が待ち受ける。
テンポ感★★★☆☆回想描写が多く、やや説明的だが、静かな緊張感が続き、自然と引き込まれる。
緊張感・スリル★★☆☆☆命をめぐる運命の翻弄と生死の不安が絶えず続く。
総評★★★★☆ファンタジー×サスペンスの両方を活かした心理スリラー。

君が生きた証

広告マンのサムは、仕事の成功を祝うために息子のジョシュを呼び出し、一緒に祝杯を上げようとしていた。しかし、ジョシュは現れず、代わりにスポーツバーのテレビで、息子の学校で銃乱射事件が起きたことを知る。

原題Rudderless
制作国アメリカ/カナダ
公開年2014年
ジャンルヒューマンドラマ/音楽
監督ウィリアム・H・メイシー
脚本ケイシー・トゥウェンター
ジェフ・ロビソン
ウィリアム・H・メイシー
キャストビリー・クラダップ
アントン・イェルチン
配信U-NEXT,Amazonプライムビデオ
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音楽がつなぐ失われた時間と心の再生の物語

  • この作品は、観始めた時と、観終わった後の印象がガラッと変わる作品です。予想外の展開に心が握りつぶされたり、突き放されたり、感情が迷子になるような感覚が味わえます。
  • キャッチーで心地よい楽曲たちは、耳に優しく心に残ります。気づけば口ずさんでしまうようなメロディばかりです。
  • 許しや償いという言葉よりも前に、胸に残る痛みとともに“もう一度歩き出そう”とする姿が、静かに心を揺さぶる、そんな深い傷や痛みに寄り添うヒューマンドラマです。
評価項目評価コメント
どんでん返し度★★★★★今までにない視点でのどんでん返しに思わず一時停止。
テンポ感★★★☆☆心理描写が中心で静かだが、音楽シーンも挟まれるため、中だるみしない。
緊張感・スリル★★☆☆☆題材は重いが、恐怖描写は控えめで、むしろ心の葛藤を繊細に描き出す作品。
総評★★★★☆音楽と家族の絆を軸にした切なくも考えさせられるヒューマンドラマ。

ドット・ジ・アイ

婚約者と結婚を控えた女性カルメンは、独身最後の夜のパーティで出会った男性キットと衝動的にキスし、強く惹かれ合ってしまう。

原題Dot The I
制作国イギリス/スペイン
公開年2003年
ジャンルロマンス/サスペンス
監督・脚本マシュー・パークヒル
キャストガエル・ガルシア・ベルナル
ナタリア・ヴェルベケ
ジェームズ・ダーシー
配信U-NEXT,Amazonプライムビデオ(レンタル)
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恋の裏に、真実の罠…

  • 最初は“普通のラブストーリー”かと思えば、話が進むにつれて恋の駆け引きや愛憎、嘘と裏切りが絡み合い、物語が二転三転するサスペンスへと変貌。
  • 物語の中でのフラッシュバックや細かい描写、人物同士のさりげないやりとりが、後半で意味を持ち、「あ、そういうことか!」という快い気付きが味わえます。
  • 気軽に観始められる恋愛映画ですが、意外にもかなりダークで期待以上の衝撃と満足感を得られる、ある意味生々しい恋愛ドラマです。
評価項目評価コメント
どんでん返し度★★★★☆恋愛ドラマと思わせてからの真実の暴露が強烈。
テンポ感★★★☆☆恋愛映画なので基本ゆるやかだが、92分という短さもあり、まとまり良し。
緊張感・スリル★★☆☆☆ストーカーの影があったりと、不安要素あり。
総評★★★☆☆恋愛の甘さの裏に潜む嘘がスリリングに描かれるラブサスペンス。
くるみ
くるみ

若かりしトム・ハーディ、チャーリー・コックスが拝めるのが私イチオシのポイント!

9人の翻訳家/囚われたベストセラー

世界的ベストセラーシリーズの完結編を同時翻訳・世界同時発売するために各国の翻訳家が人里離れた洋館に集められる。彼らは外部との接触、通信を一切遮断され、地下室のような施設で翻訳作業に没頭することになった。漏洩対策は万全のはずだったが、ある夜、その「極秘の原稿」の冒頭数ページがインターネット上に流出する。

原題Les traducteurs/The Translators
制作国フランス
公開年2019年
ジャンルサスペンス/ミステリー
監督。脚本レジス・ロワンサル
キャストランベール・ウィルソン
オルガ・キュリレンコ
アレックス・ロウザー
配信U-NEXT,Amazonプライムビデオ
▷Amazonプライム・ビデオで観る。

密室が隠したのは、真実と怒り。

  • これまであまりなかった“訳現場の極秘裏事情×密室ミステリー”。そのアイデアの斬新さだけでも、惹きつけられる作品です。
  • 登場人物が多く、誰が主人公かはっきりと判断できないため、「この人が情報を漏洩した犯人か?」と揺さぶられ続けます。翻訳者たちのそれぞれの裏事情や隠し事など、様々な謎が複雑に張り巡らされています。
  • 閉鎖された空間、少しずつ漏れていく原稿、増す疑心暗鬼…散りばめられた細かな違和感が、終盤に向けて一気に意味を持ち始め、パズルの最後のピースがぴったりとはまるような快感を味わえます
評価項目評価コメント
どんでん返し度★★★★☆最後の“ひねり”が爽快感あり。
テンポ感★★★☆☆静かにじわじわ進むが、最後に一気に加速するタイプ。
緊張感・スリル★★★☆☆限定された空間と情報流出による疑心暗鬼が終始張り詰めた空気を演出。
総評★★★★☆ミステリーとしてのアイデアと構成の面白さが魅力の密室ミステリー。

記憶の夜

新居に引っ越してきた若い兄弟と両親。ある夜、兄のユソクが何者かに拉致され、19日後に突然戻ってくる。しかし、彼はその19日間の記憶をすべて失い、以前とはどこか違う。“何かがおかしい”と感じた弟のジンソクは、家族の秘密を探るが…

原題기억의 밤/Forgotten
制作国韓国
公開年2017年
ジャンルサスペンス/ミステリー/スリラー
監督チャン・ハンジュン
キャストカン・ハヌル
キム・ムヨル
配信NETFLIX

思い出すな。思い出せば、壊れる…

  • 安心の象徴であるはずの家族が、逆に不安をもたらしてきます。不安要素の積み重ねが、静かに、でも着実に“心を追いつめる心理スリラー”としての魅力を際立たせています。
  • 韓国作品らしい湿り気を帯びた重い恐怖に加え、社会問題や人間の罪、弱さまでも鋭く突きつけてくる…まるでこちらに切っ先を向けられているかのような鮮烈さを放っています
  • “開かずの部屋”“女性の影”などの心霊ホラー要素も多々ありますが、物語はあくまで心理スリラーにとどまっているので、ホラー苦手な方にも観ていただきたい作品です。
評価項目評価コメント
どんでん返し度★★★★★記憶に隠された衝撃の真実。やるせない現実に胸が締め付けられる。
テンポ感★★★★☆中盤から緊張感が増し、後半で一気に畳みかけるメリハリが強いタイプ。
緊張感・スリル★★★★★家族の謎の行動や不可解な物音など恐怖をあおる演出が盛りだくさん。
総評★★★★★“恐怖”と“切なさ”が同居する韓国スリラー屈指の心理ドラマ。

フロッグ

とある街で、10歳と9歳の少年が相次いで失踪する。現場には、過去に起きた事件でも残されていた“緑色のポケットナイフ”が…その捜査を担当する刑事のグレッグは、かつての事件と今回の失踪の関連性を追うことになる。

原題I See You
制作国アメリカ
公開年2019年
ジャンルサスペンス/スリラー/ホラー
監督アダム・ランドール
脚本デヴォン・グレイ
キャストヘレン・ハント
ジョン・テニー
ジュダ・ルイス
配信U-NEXT,Hulu,Amazonプライム・ビデオ(アドオンまたはレンタル)
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この家に、何かが“潜んでいる”

  • 小さな町で起こる連続誘拐事件と、その事件を追う刑事の家族に降りかかる怪奇現象…。この2つの要素が上手く絡み合い、絶妙な居心地の悪さを演出しています。
  • 過剰なホラー描写やバイオレンス表現はほぼなく、ホラーよりも“サイコスリラー・サスペンス”に近い印象です。その静かな狂気の描き方がこの映画の強みです。
  • 物語中盤にて、前半で起きていた出来事や違和感の裏側を見せ、ネタばらしをする“だまし”構造が秀逸。「そういうことだったのか…!」と腑に落ちる瞬間が一番の見どころです。
評価項目評価コメント
どんでん返し度★★★★☆「同じ出来事を別角度で見る」ことで物語がひっくり返るタイプ。
テンポ感★★★☆☆中盤からの“答え合わせ”が気持ちよく、物語が噛み合っていく快感は大きい。
緊張感・スリル★★★☆☆手に汗握る系の緊迫感よりも、違和感や不気味さが目立つ。
総評★★★☆☆派手さはないが、構造の妙と二度見したくなる仕掛けで“通好み”サスペンススリラー。

手紙は憶えている

妻に先立たれたゼヴは、認知症を抱えていた。ある日、友人のマックスから“ある手紙”を託される。その手紙には、第二次大戦中のアウシュビッツで自身の家族を奪った“元ナチ戦犯”を見つけ出し、復讐を果たすための指示が書かれていた。

原題Remember
制作国カナダ/ドイツ
公開年2015年
ジャンルサスペンス/ミステリー
監督アトム・エゴヤン
脚本ベンジャミン・オーガスト
キャストクリストファー・プラマー
配信U-NEXT,Amazonプライム・ビデオ(レンタル)
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彼が追うのは、敵か、それとも過去か…

  • 一人の老人が歩む“静かな復讐劇”。認知症を抱えた彼の“か弱さ”と、背負わされた“重い使命”の対比が強烈で、ゆっくりした動作や短い会話ですら、不思議な緊張感をまとっています。
  • ロードムービーの要素もあり、旅で出会う人々を通して少しずつ“真相”に迫ります。認知症の主人公のため、「本当に正しい相手を追えているのか?」という不安に苛まれます
  • ただ驚くだけのどんでん返しではなく、復讐や老い、罪と責任といった重い問いを突きつける結末は、何とも言えない余韻と複雑な感情を残します。
評価項目評価コメント
どんでん返し度★★★★☆ラストで明らかになる真実は重くのしかかります。
テンポ感★★★☆☆旅路はゆったり描いているが、
手紙の指示や出会いが飽きさせない。
緊張感・スリル★★★★☆手に汗握る緊迫感はないが、認知症の老人の弱さが不安を誘う。
総評★★★☆☆心理的緊張と道徳的問いが胸に残る、唯一無二の心理サスペンス。

夜の来訪者

1912年、裕福なバーリング一家は、娘の婚約を祝う晩餐会を開いていた。家族全員が集まる中、突然「警部」を名乗るグールという男が訪ねてくる。彼は、数時間前に自ら命を絶った女性について、一人ずつ問いただし始める。

原題An Inspector Calls
制作国イギリス
公開年2015年
ジャンルサスペンス/ミステリー
原作J・B・プリーストリー
監督アシュリング・ウォルシュ
キャストデヴィッド・シュ―リス
配信U-NEXT,Amazonプライム・ビデオ,Hulu
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一夜の訪問が人生を裁く…

  • 舞台のようなワンシチュエーションで、登場人物たちの言葉と反応だけで物語が進んでいきます。過剰な演出や派手な映像はなく、淡々と進む会話劇
  • 一人ひとりの言動が、他者の人生にどう影響するか。単なるミステリー以上に、“社会の不条理”や“個人の道徳”を問いかける社会派ドラマになっています。
  • 1900年代のイギリスの邸宅、美術、衣装が丁寧に再現されています。重厚でクラシックな世界観が高級感と不穏さを同時に引き立て、静かな会話劇でありながら、視覚的な美しさが没入感を生み出しています
評価項目評価コメント
どんでん返し度★★☆☆☆派手な“急展開”というより、徐々に見えてくる真相と刑事の目的。
テンポ感★★★☆☆会話劇中心でテンポは落ち着いているが、尋問劇として面白い。
緊張感・スリル★★★☆☆派手なスリルはないが、暴かれていく心理的プレッシャーを感じる。
総評★★★☆☆“言葉”だけで心理を揺さぶる非常に知的で味のある上質なミステリードラマ。

プリデスティネーション

時空犯罪を防止するために未来から派遣されたエージェントは、最後の任務として、“時空テロリスト”と呼ばれる爆弾犯を阻止する使命を負っていた。ある夜、彼はバーで一人の男と出会い、その男の壮絶すぎる人生を聞くことになる。

原題Predestination
制作国オーストラリア
公開年2014年
ジャンルSF/ミステリー/サスペンス
原作ロバート・A・ハインライン
監督マイケル・スピエリッグ
ピーター・スピエリッグ
キャストイーサン・ホーク
サラ・スヌーク
配信U-NEXT,Amazonプライム・ビデオ,FOD,Hulu
▷Amazonプライム・ビデオで観る。

運命は誰にも変えられない。

  • 複数の時間軸が複雑に絡み合い、バラバラに見えていた出来事が少しずつ重なっていく構造の美しさが際立つサスペンス。その繊細な組み立てが、本作ならではの魅力です。
  • 派手なアクションは一切なく、物語はただひとりの奇想天外で不思議すぎる人生を淡々と振り返っていく。“数奇な運命の残酷さ”が、じわじわと胸に迫ってきます。
  • イーサン・ホークのどこか危うさを孕んだ存在感、そしてサラ・スヌークが見せる多彩で繊細な演技が物語の核となり、ストーリー全体に漂う哀しさと不穏さを鮮やかに体現しています
評価項目評価コメント
どんでん返し度★★★★☆大きな真相も驚きだが、物語の“構造”そのものが巧妙でユニーク。
テンポ感★★★☆☆序盤は理解が追いつきにくいが、後半になるほど点と点がつながり、ぐいぐい引き込まれる。
緊張感・スリル★★★☆☆派手な恐怖はないものの、不穏な空気や異質な時間感覚が終始漂う。
総評★★★★☆タイムトラベル系の中でも“構造美”が際立つSFサスペンスの傑作。

トライアングル

穏やかな休日を楽しむため、仲間たちとクルーザーに乗り込んだシングルマザーのジェス。しかし、突然の嵐によって船は転覆寸前になり、彼らは巨大な豪華客船へと避難する。やがて仲間がひとり、またひとりと何者かに襲われ始める。

原題Triangle
制作国イギリス/オーストラリア
公開年2009年
ジャンルサスペンス/スリラー
監督・脚本クリストファー・スミス
キャストメリッサ・ジョージ
配信U-NEXT

抜け出せない。逃げても、また同じ場所へ。

  • 物語の舞台はほぼ船上という“ワンシチュエーション”ですが、閉鎖空間で次々と仲間が襲われていく恐怖、止められないループに目が離せなくなります
  • 単なる恐怖だけでなく、“罪悪感”“選択の後悔”など過去から逃れられない苦しみを強く描いています。観終わったあとに胸の奥が重くなる何とも言えない余韻が残ります…
  • 地獄の中で奮闘するジェスを演じるメリッサ・ジョージの演技に自然と引き込まれ、彼女の表情から物語の狂気やループの恐ろしさが、ひしひしと伝わってきました
評価項目評価コメント
どんでん返し度★★☆☆☆犯人の正体そのものは、物語の中盤あたりでなんとなく察しがつく。
テンポ感★★★☆☆ループによる反復が続くため、理解すると一気に面白さが増す。
緊張感・スリル★★★★☆“誰か”の気配、同じ出来事の反復、逃げ道のない船、張りつめた恐怖がずっと続く。
総評★★★☆☆伏線と構造が見事に噛み合う、不気味ながら切ないタイムループ・スリラー。

まとめ

いかがでしたか?派手な宣伝はなくても、ここで紹介した作品には必ず驚きと余韻が待っています。まだ観ていない映画があれば、ぜひ一度その衝撃を体験してみてください。

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