ジュークボックス・ミュージカルおすすめ映画6選!

おすすめ・特集(映画)

マンマ・ミーア!

マンマ・ミーア!(2008)

ギリシャのエーゲ海に浮かぶ美しい島で小さなホテルを営むドナと娘のソフィは、親子二人で仲良く暮らしていた。娘の結婚式が明日に迫る中、ドナは昔からの友人・ロージーとターニャを島に招待し、久しぶりの再会を喜んでいた。そんな中、ソフィは友人にあることを告白する。それは、母親の昔の日記を盗み読みしたことで自身の父親候補が3人存在すること。そして、その3人の父親候補を島へ招待したということだった…

監督フィリダ・ロイド
脚本・原作キャサリン・ジョンソン
制作総指揮ベニー・アンダーソン、ビョルン・ウルヴァース、トム・ハンクス、リタ・ウィルソン、マーク・ハッファム
プロデューサージュディ・クレイマー、ゲイリー・ゴーツマン
音楽ベニー・アンダーソン、ビョルン・ウルヴァース、スティッグ・アンダーソン
撮影ハリス・ザンバーラウコス
編集レズリー・ウォーカー
キャストメリル・ストリープ、アマンダ・サイフリッド、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド、ジュリー・ウォルターズ、クリスティーン・バランスキー、ドミニク・クーパー…他
配信Netflix,U-NEXT

70〜80年代に絶大な人気を誇っていた音楽グループ”ABBA“の楽曲をふんだんに散りばめた体が踊り出したくなるような最高に楽しいミュージカル

明るくポップな楽曲と絵本から飛び出してきそうなおしゃれで開放感のある映像、そしてぶっ飛んだストーリー!でも根底にあるのは、母親と娘の絆。終始ハッピーな作品ながら、最後にはほろりとさせてくれます。

ドナ役のメリル・ストリープ、ターニャ役のクリスティーン・バランスキー、ロージー役のジュリー・ウォルター。この仲良し3人組の歌声がパワフルで、ミュージカルシーンはとにかく名シーン揃いです。

マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー

ギリシャのエーゲ海に浮かぶ美しい島。ドナ亡き後、娘のソフィは母親の夢でもあったホテルのリニューアルオープンを実現に漕ぎつける。ホテルの開業準備に走り回っている最中、夫のスカイがニューヨークへ転勤する可能性が浮上し、すれ違いが生じる。時は遡り、オックスフォード大学を卒業したばかりのドナは、自分探しの旅に出る。その旅の中で三人の若者と出会うのだが...

監督オル・パーカー
原案キャサリン・ジョンソン、オル・パーカー、リチャード・カーティス
制作総指揮ベニー・アンダーソン、ビョルン・ウルヴァース、トム・ハンクス、リタ・ウィルソン、ファリダ・ロイド、リチャード・カーティス、ニッキー・ケンティッシュ・バーンズ
プロデューサージュディ・クレイマー、ゲイリー・ゴーツマン
音楽アン・ダッドリー
撮影ロバート・イェーマン
編集ピーター・ランバート
キャストアマンダ・サイフリッド、リリー・ジェームズ、クリスティーン・バランスキー、ジュリー・ウォルター、ピアース・ブロスナン、ドミニク・クーパー、コリン・ファース、ステラン・ステルスガルド、アンディ・ガルシア、シェール、メリル・ストリープ…他
配信Netflix,U-NEXT

前作「マンマ・ミーア!」の続編に当たる本作もABBAの名曲で彩られており、楽しくハッピーな雰囲気はそのままに。ただ、前作の主人公が先立っているという若干のメランコリーさも含んでいます。

自由に旅をし、恋愛をするドナの奔放さや大胆さが観ていてワクワクします。新しい土地や出会い、そして別れ、血の繋がりはなくてもいつまでも家族のような関係性が微笑ましい。

前作のキャスト達は引き続き参加していますし、なにより過去のドナや三人のパパを演じる役者達が絶妙に似ており、新旧どちらのキャストもとても魅力的に描かれています。そして、前作同様美しく開放的な景観と楽しくハッピーなミュージカルシーンは何度見ても元気づけられます。

ムーラン・ルージュ

舞台は、1899年の花の都・パリのモンマルトル。作家志望のクリスチャンは、愛の物語を書こうと試みるが筆は一向に進まない。そんな時、ひょんなことから華やかなショーを繰り広げるキャバレー「ムーラン・ルージュ」の新しい演出の作曲に携わることになったクリスチャンは、その娼館の花形スターである“サティーン”と恋に落ちる。しかし、彼女にはある秘密があり…

監督バズ・ラーマン
脚本バズ・ラーマン、クレイグ・ピアース
プロデューサーマーティン・ブラウン、バズ・ラーマン、フレッド・バロン
音楽クレイグ・アームストロング
撮影ドナルド・M・マカルパイン
美術キャサリン・マーティン
編集ジル・ビルコック
キャストニコール・キッドマン、ユアン・マクレガー、ジョン・レグイザモ、ジム・ブロードベント、リチャード・ロクスバーグ、ギャリー・マクドナルド、ジャセック・コーマン、マシュー・ウィテット、ケリー・ウォーカー、キャラライン・オコナー、デヴィッド・ウェンハム、カイリー・ミノーグ…他
配信Disney+,Amazonプライムビデオ

監督は、「ロミオとジュリエット」や「華麗なるギャツビー」などを手掛けたバズ・ラーマン。美しい愛の物語でありながら、悲哀に満ちたミュージカル・ロマンスとなっています。

主演を務めたのは、ニコール・キッドマンとユアン・マクレガー。ニコールの美しさにため息が零れ、ユアンの無垢さを包み、そして包まれたい。煌びやかで妖艶、そして豪華絢爛な美術に衣装などもこの作品の見どころの一つ!

デヴィッド・ボウイビートルズマドンナなどの70~80年代の名曲たちを華麗にアレンジ・ミックスしており、役者たちの優しくジェントルで時に力強い歌声が刺さります。独創的で唯一無二な世界観に酔いしれてみてください。

踊るアイラブユー

大学を卒業したばかりのテイラーは、イタリアの美しい街・プリーアに3年ぶりに戻ってきた。友人たちとの再会を喜ぶテイラーだったが、姉・マディの突然の結婚報告に驚く。そして、紹介された婚約者はなんと3年前に別れた元カレだったのだ。過去のことは忘れ、姉の結婚を祝福しようとするテイラーだったが、次第に自分の気持ちが隠せなくなり…

監督マックス・ギワ、ダニア・パスクィーニ
脚本ジョシュア・セント・ジョンストン
プロデューサーアラン・ニブロ、ジェームズ・リチャードソン、キャラライン・レヴィ
音楽アン・ダドリー
撮影フィリップ・ブローバック
編集ロビン・セールズ
キャストハンナ・アータートン、アナベル・スコーリー、ジュリオ・ベルーチ、グレッグ・ワイズ、ケイティ・ブランド、レオナ・ルイス…他
配信U-NEXT,Hulu

ホイットニー・ヒューストンシンディ・ローパーワム!など80年代の懐かしの名曲たちを散りばめたミュージカルラブコメディ。曲を聴いたことがなくても、キャッチーな音楽と歌って踊るフラッシュモブ感溢れるミュージカルシーンは何も考えずに楽しめます。

姉妹間での恋人の取り合いという何とも気まずい物語設定ですが、美しいビーチリゾートでのバケーション、異国情緒あふれるエキゾチックな役者達、熱い恋愛に仲間たちとの思い出など、夏にぴったりな作品です。

英語でのタイトルでもある「Walking on Sunshine」のミュージカルシーンは、幼馴染や友人との夏の思い出を彷彿とさせますし、恋の甘酸っぱさやわだかまりなど、人生における最高の時間を感じさせてくれる私のお気に入りのシーン。このシーンだけでも観る価値があると思います

シンデレラ

両親を亡くし天涯孤独のエラは、継母やその娘たちに地下室に追いやられながらも自らの夢であるデザイナーになるために日々ドレスの試作を行っていた。そんなある日、お城で舞踏会が開かれることを知ったエラは、自作のドレスを披露するのだが継母に反対されてしまう。ドレスを台無しにされ、絶望していたエラの前に現れたのは、ファビュラス・ゴッドマザーだった…

監督・脚本ケイ・キャノン
原作シャルル・ペロー
制作総指揮ルイーズ・ロズナー、ジョセフィン・ローズ
プロデューサージェームズ・コーデン、レオ・パールマン、ジョナサン・カディン、シャノン・マッキントッシュ
音楽マイケル・ダナ、ジェシカ・ローズ・ワイス、デニース・ルイーソ・モレロ、アン・プリベン
撮影ヘンリー・ブラハム
美術ポール・カービー
衣装エレン・マイロニック
編集ステイシー・シュレイダー
キャストカミラ・カベロ、イディナ・メンゼル、ミニー・ドライバー、ニコラス・ガリツィン、ビリー・ポーター、ピアース・ブロスナン、マディー・ベイリオ、シャーロット・スペンサー、タルーラ・グレイベ…他
配信Amazonプライムビデオ

「ピッチ・パーフェクト」の脚本・監督を務めたケイ・キャノンが手掛ける現代版シンデレラ。ラブストーリーだけではなく、自身の夢や自由な生き方などを描くことで、おとぎ話を現代の価値観アップデートしたミュージカル

「アナと雪の女王」エルサ役のイディナ・メンゼルや「キンキーブーツ」ローラ役のビリー・ポーターなど、ブロードウェイで活躍する役者たちが参加しているのも熱い歌唱力はお墨付きです。カミラ・カベロ書き下ろしの「Million To One」のほか、クイーンやジャネット・ジャクソン、エド・シーランなどの人気アーティストの楽曲で彩られているのも魅力!

夢を追いかけるすべての人に。悩んで行き詰ってしまったすべての人に。人生はもちろん魔法のようには進まないけれど、それでも真摯に取り組み、諦めず突き進むエラの姿に一歩踏み出す勇気をちょっぴりおすそ分けしてもらえる、そんな作品です。

ロック・オブ・エイジズ

オクラホマから出てきた女優志望の少女シェリーは、ロサンゼルスにあるライブクラブ「バーボンルーム」でバーテンとして働きながらロックスターを夢見る青年・ドリューと出会い、恋が始まる。そんな中、市長はイメージ向上のために過激な思想や行為を排除しようとした。その中には、ロックンロールが含まれており、「バーボンルーム」一帯の取り壊し運動が始まってしまう…

監督アダム・シャンクマン
脚本ジャスティン・セロー、クリス・ダリエンソ、アラン・ローブ
制作総指揮アダム・シャンクマン、クリス・ダリエンソ、トビー・エメリッヒ、リチャード・ブレナー、マイケル・ディスコ、サミュエル・J・ブラウン、ヒラリー・ブトラック・ウィーバー、ジャネット・ビリグ・リッチ
プロデューサーマット・ウィーバー、スコット・プリサンド、カール・レヴィン、トビー・マグワイア、ギャレット・グラント、ジェニファー・ギブゴット
音楽マシュー・ラッシュ・サリバン
撮影バジャン・バゼリ
美術ジョン・ハットマン
編集エマ・E・ヒコックス
キャストジュリアン・ハフ、ディエゴ・ボニータ、トム・クルーズ、アレック・ボールドウィン、ラッセル・ブランド、ポール・ジアマッティ、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、ブライアン・クランストン…他
配信U-NEXT

ブロードウェイで人気を博した同名ミュージカルを「ヘアスプレー」と「魔法にかけられて2」のアダム・シャンクマン監督が映画化。70~80年代のロックナンバーで綴られる若者の夢と挫折、そして恋。

ジャーニーガンズ・アンド・ローゼズボン・ジョビなど、とにかくロックが好きな方は観て損なし!ミュージカルとしてもライブ感覚としても楽しめるので、部屋を閉め切って大音量で観てほしい作品です!

スキャンダラスでセクシー、そして孤独な伝説的ロックスターを演じるトム・クルーズ歌唱シーンは貴重!また、ブライアン・クランストンキャサリン・ゼタ・ジョーンズなどベテラン勢の体当たりで振り切った演技や過激な演出も癖のある味付けとなっています。

アクロス・ザ・ユニバース

第二次世界大戦が終結し、米兵だった父親を捜すためリバプールからアメリカへやってきたジュードは、自由奔放に生きるマックスという青年に出会う。マックスの妹のルーシーと恋に落ち、そしてミュージシャンたちとの自由な暮らしを謳歌していたジュードだったが、時は1960年代のベトナム戦争真っただ中、そんな彼らの生活に暗い影が差し始める…

監督ジュリー・テイモア
脚本ジュリー・テイモア、ディック・クレメント
プロデューサーマシュー・グロス、ジェニファー・トッド、スザンヌ・トッド
音楽エリオット・ゴールデンサル
撮影ブリュノ・デルボネル
美術マーク・フリードバーグ
編集フランソワーズ・ボノー
キャストエヴァン・レイチェル・ウッドジム・スタージェス、ジョー・アンダーソン、デイナ・ヒュークス、マーティン・ルーサー・マッコイ..他
配信U-NEXT

1960年代の反戦に沸くアメリカをビートルズの33の楽曲で彩る風代わりなミュージカル。一見、ロマンチックな恋愛ものかと思いきや、夢の世界を具現化したようなサイケデリックで独特な世界観メランコリーで寂寞な作風が特徴です。

物語を追いかけるというよりもビートルズの音楽やメッセージを通して戦争や革命、国が大きく動く激動の世代を生きてきた人々の空気感や当時の雰囲気などを感じる、そんな作品です。

ビートルズ好きの方はもちろん、楽曲を知らなくても楽しめますが、奇抜な作風は好き嫌いが分かれそうです。私のお気に入りシーンは“Dear Prudence“。あなたの好きな楽曲が見つかるかも!

まとめ

今回は、ジュークボックス・ミュージカルを特集してみました。映画から様々な楽曲を知ることができるのもジュークボックス・ミュージカルの魅力。すでに知っている曲があれば、なお楽しめますが、観ることで音楽の幅が広がり思いがけない出会いがあることも。ぜひ、物語と音楽のシンフォニーを感じてみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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