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ミュージカル映画といえば、明るく楽しい作品を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし世の中には、恐怖や狂気、ブラックユーモアを歌とダンスで描く「ホラーミュージカル映画」というジャンルが存在します。
今回は、カルト的人気を誇り、今なお熱狂的なファンに愛され続けているホラーミュージカル映画の中から、特におすすめの7作品を厳選して紹介します。王道とは一味違う、危険で中毒性のあるミュージカルの世界を覗いてみましょう!
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
世界中の休日が集まる街ホリデー・ワールドの「ハロウィン・タウン」では、住人たちが人間を驚かすことに喜びを見出して暮らしていた。ハロウィン当日、王ジャック・スケリントンは毎年同じ祭りに飽き、森で一人歩いていると、扉のついた不思議な木を見つける。開けると、そこには輝く“クリスマス”の世界が広がっていた…
| 監督 | ヘンリー・セリック |
| 脚本 | キャロライン・トンプソン、マイケル・マクダウェル |
| 原案 | ティム・バートン |
| キャスト | 『オリジナル』 クリス・サランドン、ダニー・エルフマン(歌)、キャサリン・オハラ、ウィリアム・ヒッキー、グレン・シャディックス、ポール・ルーベンス、ケン・ペイジ、エド・アイボリー…他 『日本語吹き替え』 市村正親、土居裕子、三ツ矢雄二、大平透、園岡新太郎、松沢重雄、小林アトム、永江智明…他 |
| 配信 | Disney+ |
不思議な夜に迷い込む、ハロウィンとクリスマスの世界。
ティム・バートン監督の代表作と呼ばれることが多いが、監督を務めたのはヘンリー・エリック。ティム・バートンは原案と制作に携わっている。人形たちを少しずつ動かし、撮影していくパラパラ絵本のような原始的な手法を映像技術でアニメーションとして落とし込んでいます。完全な人形劇でもなく、アニメーションでもない奇妙な映像体験がこの作品の魅力です。
不気味で歪、でもキャラクターたちは意外にも可愛く愛らしい。ハロウィン・タウンの王ジャック・スケリントンは、見た目は怖いが純粋で子供のような一面もあります。新しいものに出会い、ときめき、心を昂らせる。失敗を恐れず挑戦し、そして学ぶ。子供の頃に観ると怖さが目立つかもしれないけれど、純真でひたむきに行動するジャックに愛着が湧きます。
「シザーハンズ」や「バットマンシリーズ」などティム・バートンと多くの作品を手掛けているダニー・エルフマン。その他にも数えきれないほどの映画音楽を担当しています。奇抜でいてクラシカル、ダイナミックなオーケストラにホラーテイストな曲調、癖になるミュージカルシーンばかり!
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| グロ度 | ★☆☆☆☆ | 見た目はちょっと不気味だけど、グロさはほぼなし。子どもでも観られるレベル。 |
| 怖さと楽しさのバランス | ★★★★☆ | ホラー要素は雰囲気重視。怖さよりワクワクとファンタジーが勝つ。 |
| 世界観・ビジュアル | ★★★★★ | ゴシックで可愛く、ダークなのに美しい唯一無二の世界。 |
| ミュージカル度 | ★★★☆☆ | 曲の印象は強いが、歌わないシーンも多め。 |
| 中毒性・リピートしたくなる度 | ★★★★☆ | 曲も世界観も季節ごとに聴き返したくなる中毒性。 |
| 総評 | ★★★★☆ | ホラーとファンタジーとミュージカルの奇跡的バランスを誇る年齢を問わず楽しめる、永遠の名作。 |

実は、ぼくがジャック・スケリントンを知ったのは「キングダム・ハーツ」っていうゲームなんだ!ディズニーの世界を冒険できる最高のゲームだよ!
ロッキー・ホラー・ショー
恩師スコット博士への結婚報告の途中、嵐の中で迷い、車がパンクしたブラッドとジャネット。電話を借りに不気味な古城へ入ると、そこでは奇抜な客人たちが集い、城主フランクン・フルター博士による人造人間のお披露目パーティが始まろうとしていた。
| 監督 | ジム・シャーマン |
| 脚本 | ジム・シャーマン、リチャード・オブライエン |
| キャスト | ティム・カリー、リチャード・オブライエン、スーザン・サランドン、バリー・ボストウィック、ミートローフ、パトリシア・クイン、ネル・キャンベル、ピーター・ヒンウッド、ジョナサン・アダムス、チャールズ・グレイ…他 |
| 配信 | Disney+ Amazon Prime Video Hulu【レンタル】 |
狂気と性が踊るカルト・ショーのご開幕!
リチャード・オブライエン原作の同名舞台を映画化したもので、カルト的な人気を誇る変態(笑)ホラー・ミュージカルコメディです。マッドサイエンティストの怪しいパーティに迷い込んでしまった二人の男女の奇想天外な体験を描いています。エロティシズム満載でギラギラしていて、観てるこっちが食べられちゃいそう…自由なセクシャリティや多様性、そして快楽の開放、禁断の世界に迷い込んでみてください。
俳優としては、マーヴィン・リー・アディという名で活動していたアーティストのミートローフが歌う“Hot Patootie”が個人的にはお気に入り。リチャード・ハートリーが作る楽曲は、どれもストレートに覚えやすいのにユニークな楽曲ばかりです。型にとらわれない生き方、自由で刺激的な表現、まさにロックンロール!
ジャンルにホラーも含まれますが、怖くはありませんので、安心してご鑑賞ください。難しいことは考えず、エロくてクレイジーで、インパクト抜群の映像体験と思ってください。ただ、家族の前で観るには少々過激で気まずくなるかも…
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| グロ度 | ★★☆☆☆ | 血や人体改造っぽい描写はあるけど、グロというより悪趣味で下品寄り。耐性は少し必要。 |
| 怖さと楽しさのバランス | ★★★★☆ | 怖さは弱め。その代わり異様さ・カオス・楽しさが全開。「怖い」というより「何これ!?」が楽しめる。 |
| 世界観・ビジュアル | ★★★★★ | ゴシック×グラムロック×B級SF×セクシャル。ユニークofユニーク! |
| ミュージカル度 | ★★★★☆ | ロックナンバー中心で、とにかく歌が強い。物語より 音楽と空気感で押し切るタイプ。 |
| 中毒性・リピートしたくなる度 | ★★★☆☆ | 一度ハマると抜け出せない。曲もキャラも全部クセになる。 |
| 総評 | ★★★★☆ | 合わない人には意味不明だが、実はカルト的人気がある。ホラーミュージカル史における伝説的存在。 |
アナと世界の終わり
舞台はイギリスの田舎町リトル・ヘブン。母を亡くしたアナは、退屈な日々から逃れ、世界を旅することを夢見ていた。しかし父に夢がバレて喧嘩になってしまった、その翌日、同級生ジョンと登校中に血まみれの男に襲われる。咄嗟に武器で撃退した彼女の町は、突如ゾンビアポカリプスに変貌していた…
| 監督 | ジョン・マクフェール |
| 脚本 | アラン・マクドナルド ライアン・マクヘンリー |
| キャスト | エラ・ハント、マルコム・カミング、サラ・スワイヤー、ベン・ウィッジンズ、クリストファー・レボー、マーリ・シウ、エラ・ジャービス、ポール・ケイ、マーク・ベントン…他 |
| 配信 | U-NEXT Amazon Prime Video【レンタル】 |
歌って戦え!青春ゾンビ・アポカリプス。
世にも珍しい青春×ゾンビ×ミュージカル。軽い気持ちで観られる楽しいポップコーンムービーかと思いきや、意外にも物語はシビアで現実的。作中に登場する歌詞“映画のようなエンディングなんてない”に現実はこんなものだという皮肉を感じます。初期のまだ磨ききっていないハイスクール・ミュージカル感、そして曲が独立しているためミュージックビデオのようでもあります。
いつも優しくアナを元気づけ気遣ってくれる幼馴染のジョンは、密かにアナに想いを寄せているが、当の本人はニックというちょい悪な彼氏がいて、ジョンは眼中にない。学生生活のほろ苦い思い出、現状に対する不満や未来への不安など若者の心情を歌に載せて彩られる学園ものとして観ても良し!
マネキンやスイカ、クリスマスのキャンディケインなどでゾンビに立ち向かうコミカルで新しい発想は観ていて楽しい。映画全体にクリスマス感がふんだんにあるので、クリスマスに合わせて観るのもいいかも…?
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| グロ度 | ★★★☆☆ | ゾンビものなので血はそこそこ出る。ただし やりすぎ感はなく、ポップ寄り。 |
| 怖さと楽しさのバランス | ★★★★☆ | ゾンビ×青春×ミュージカル。怖さより楽しさ・切なさが勝つタイプ。 |
| 世界観・ビジュアル | ★★★☆☆ | 雪×クリスマス×ゾンビというコントラストが強い。ポップで明るいのに、世界は終わっているという対比が特殊。 |
| ミュージカル度 | ★★★★☆ | 曲数は多すぎず、演出はMVのようで、歌がしっかり物語を支えている。 |
| 中毒性・リピートしたくなる度 | ★★★☆☆ | 曲は印象に残るものが多いが、物語として繰り返し見るほどの感動はない。 |
| 総評 | ★★★☆☆ | ゾンビ映画だけど、楽しいだけじゃなく、ちゃんと切ない青春映画としても見ごたえあり。 |
リトル・ショップ・オブ・ホラーズ
心優しいが冴えない青年シーモアは、花屋の店長マシュニクにこき使われていた。ある皆既日食の日、不思議な花の苗を見つけ、想いを寄せるオードリーにちなみ「オードリーⅡ」と名付けて地下で育てるが、水をあげても、太陽を浴びせてもなかなか育たないオードリーⅡにお手上げのシーモア。それもそのはず、この植物は人間を主食にする人食い花だったのだ…
| 監督 | フランク・オズ |
| 脚本 | ハワード・アシュマン |
| キャスト | リック・モラニス、エレン・グリーン、スティーヴ・マーティン、ヴィンセント・ガーディニア、リーヴァイ・スタッブス、ジェームズ・ベル―シ、ジョン・キャンディ、ビル・マーレイ、ミシェル・ウィークス、ティチナ・アーノルド、ティーシャ・キャンベル…他 |
| 配信 | U-NEXT Amazon Prime Video |
血と野心が咲き乱れる人喰いミュージカル。
本作は、1982年に公演されていたオフブロードウェイミュージカルをフランク・オズ監督が映画化しました。楽曲は、ディズニーの名曲たちを生み出したアラン・メンケン、そして作詞を務めたハワード・アッシュマンの最強コンビ。一度聴けば口ずさんでしまうキャッチーな音楽、何度も見たくなる中毒性のある“THEミュージカル”な世界観です。
80年代の映画を親しんでいた方ならお馴染みのコメディ俳優リック・モラレス、歌い始めるとそのパワフルな歌声で圧倒するエレン・グリーン。その中でも異彩を放つコメディ界の重鎮スティーヴ・マーティンが演じるドSな変態歯科医のとんでもないお仕事シーンは大爆笑必至!また、物語の語り部となり歌って踊る3人組の存在も最高だ。そう、とにかく登場する人物のキャラがとにかく濃い。
話す人食い花という一見怖そうな題材ですが、子供が観ても楽しめるホラーになっています。古い映画ですが、ストーリー・キャラクター・演出・楽曲全てにおいてクオリティは想像以上!騙されたと思って観てほしい。

リトル・ショップ・オブ・ホラーズは、私をミュージカル好きにしてくれた記念すべき初めてのミュージカルなの!実は、舞台と映画ではラストが違うんだよ!
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| グロ度 | ★★☆☆☆ | 人食い植物は出てくるけど、怖いというより コミカルでポップ。ホラーが苦手でも見やすいレベル。 |
| 怖さと楽しさのバランス | ★★★★★ | 怖さは控えめで、笑いとブラックユーモアが中心。 |
| 世界観・ビジュアル | ★★★★☆ | 奇妙な植物、カラフルで不気味な演出など、B級ホラー×ポップミュージカルの完成形。 |
| ミュージカル度 | ★★★★★ | キャッチーで覚えやすく、歌がないと成立しないミュージカル。 |
| 中毒性・リピートしたくなる度 | ★★★★☆ | 曲が頭から離れない。一度観るとまた観たくなる・また聴きたくなるタイプ。 |
| 総評 | ★★★★★ | ホラー初心者にもおすすめできる、楽しくてちょっと毒のある名作ホラーミュージカル。 |
ダンサー・イン・ザ・ダーク
シングルマザーのセルマは、12歳の息子ジーンとアメリカの田舎町で暮らすチェコ移民。貧しい生活の中、親切な隣人ビルのトレーラーハウスを借りていた。視力を失いつつあるセルマと、同じ病を抱える息子の手術代を稼ぐため、昼夜働きながら貯金していたが、その事実をある日ビルに打ち明けてしまう…
| 監督・脚本 | ラース・フォン・トリアー |
| 制作総指揮 | ペーター・オールベック・ヤンセン |
| キャスト | ビョーク、カトリーヌ・ドヌーブ、デヴィッド・モース、ピーター・ストーメア、ジャン=マルク・バール、ヴラディカ・コスティック、カーラ・セイモア、ジョエル・グレイ、ヴィンセント・パターソン、ジェリコ・イヴァネク、シオバン・ファロン、ウド・キア、ステラン・スカルスガルド…他 |
| 配信 | U-NEXT Amazon Prime Video |
歌の中だけにある、束の間の幸せ…
アイスランドの歌手ビョークを主演に描くミュージカル・クライム。監督は、「ニンフォマニアック」や「ハウス・ジャック・ビルド」などの衝撃作を製作したラース・フォン・トリアー。胸糞悪い映画を撮らせれば右に出るものなし!慎ましく生きてきた親子にとんでもない悲劇が訪れるという胸糞映画の代表作。
ホラーではなく、クライムヒューマンドラマですが、今回紹介する作品の中で一番後味が悪く、ある意味一番ホラーかもしれません。主人公の精神世界がミュージカルのように描かれ、過酷な現実から目を背けるように幸せで優しい世界が表現されていますが、それが逆に不気味で怖い。その独特で流れるような曲調やビョーク氏のユニークで少し掠れた可愛らしい歌声が独創的で唯一無二な魅力があります。
不幸が不幸を呼ぶ不条理。救いのない物語ではあるが、セルマの貫き通した信念や何がなんでも息子を助けるという意地など、物語は一貫して母の強い愛。これが本当に正しい選択だったのかわからないけれど、少なくとも、エルマは自身の一番の望みを叶えたと思いたい。そう思わないと、やってられません…
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| グロ度 | ★☆☆☆☆ | 血や直接的な残酷描写は少なめ。でも精神的にはかなりキツい。 |
| 怖さと楽しさのバランス | ★☆☆☆☆ | 楽しさはほぼなく、 胸が締めつけられる苦しさ。 |
| 世界観・ビジュアル | ★★★★☆ | 現実は暗く重い。ミュージカルシーンだけが、彼女の心の逃げ場として輝く。 |
| ミュージカル度 | ★★★☆☆ | 歌やダンスは、現実から逃れるための想像の世界として使われている、かなり特殊なミュージカル。 |
| 中毒性・リピートしたくなる度 | ★☆☆☆☆ | 名作だが、何度も観たいとは思わない。ただし一生忘れられない。 |
| 総評 | ★★★★☆ | ホラーミュージカルではないが、感情的には一番しんどい作品。「音楽が救いになる物語」として、異質で強烈。 |
スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
舞台は19世紀ロンドン。幸せな家庭を築いていたベンジャミン・バーカーは、妻に惚れたターピン判事の策略で無実の罪を着せられ、妻と娘を奪われてしまう。15年後、スウィーニー・トッドと名を変えて戻った彼は、妻の死と、娘ジョアナが判事に幽閉されている事実を知り…
| 監督 | ティム・バートン |
| 脚本 | ジョン・ローガン |
| キャスト | ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アラン・リックマン、ジェレミー・キャンベル、ジェイン・ワイズナー、ティモシー・スポール、サシャ・バロン・コーエン、エド・サンダース、ローラ・ミシェル・ケリー…他 |
| 配信 | U-NEXT Amazon Prime Video【レンタル】 |
復讐と血しぶきが奏でる、地獄の理髪師ソング。
奇才ティム・バートンとジョニー・デップがタッグを組んだホラーミュージカル。霧の都ロンドンが舞台ということもあり、薄暗くどんよりとした街、登場する人物たちの顔色も青白くこの作品のダークな雰囲気を際立たせている。これは、そんな闇深い街で繰り広げられるベンジャミン・バーカーという一人の男の復讐の物語。
復讐だけでは飽き足らず、パイ屋の夫人と共謀し、人肉パイを客にふるまう。グロテスクでカニバリズムもあるため、なんとも恐ろしいが、その反面この作品には美しさがある。すべては愛のため。誰かを守るためなのだ。そう、登場人物たちの行動原理が“愛”だからこそ、美しい物語でもあります。
「ウエスト・サイド・ストーリー」のスティーヴン・ソンドハイムが書き下ろした楽曲たちは、耳に優しく心地良い。ジョニー・デップは、復讐という内なる怒りと快楽の炎を秘めた力強い歌声を披露している。また、アラン・リックマン氏の歌声は低音ボイスでとてもセクシーです。そんな中でアンソニー演じるジェイミー・キンベルの甘いマスクと歌声が“愛”をささやくのだ…惚れ惚れしてしまう。全編に静かな狂気を秘めた美しいハーモニーが奏でられています!
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| グロ度 | ★★★★★ | ホラーミュージカルの中でもトップクラス。描写がエグく、かなり容赦なし。 |
| 怖さと楽しさのバランス | ★★☆☆☆ | 楽しさより陰鬱さ・狂気が強め。軽い気持ちで観ると結構怖い。 |
| 世界観・ビジュアル | ★★★★☆ | 退廃的なロンドン、暗い色調、ゴシック感。絶望が染みついた世界観が圧倒的。 |
| ミュージカル度 | ★★★★★ | 刺さる人には深く刺さって抜けなくなるタイプ。 |
| 中毒性・リピートしたくなる度 | ★★★★☆ | 曲が頭から離れない。一度観るとまた観たくなる・また聴きたくなるタイプ。 |
| 総評 | ★★★★☆ | 明るさゼロ、救いも少ないが、復讐と狂気を描き切った完成度の高いミュージカルホラー。 |

楽曲は唯一無二の魅力を持つが、子供には見せられないほど恐ろしい場面もあるので注意が必要じゃぞ。
番外編
チキン・オブ・ザ・デッド 悪魔の毒々バリューセット
ネイティブアメリカンの墓地跡に建てられたフライドチキン屋「アメリカン・チキン爆弾」。土地の魂に呪われた客たちはゾンビやモンスターに変貌する。そんな中、ガールフレンドを寝取られたアービーは、当てつけでそのチキン屋で働き始めるのだが…
| 監督 | ロイド・カウフマン |
| 脚本 | ロイド・カウフマン、ガブリエル・フリードマン、ダン・ボバ |
| キャスト | ジェイソン・ヤチャニン、ケイト・グラハム、アリソン・セレボフ、ロビン・L・ワトキンス、ジョシュア・オルタンデ、カレブ・エマーソン、ローズ・ガバミ、…他 |
| 配信 | U-NEXT |
フライドチキンが招く最悪・最狂ゾンビ・ミュージカル。
「悪魔の毒々シリーズ」などの低予算映画を多く手掛けるロイド・カウフマン監督が描く風刺の効いたゾンビ・ミュージカル。グロ!エロ!ゲロ!クソ!お下劣!最低・最悪、過激な描写のオンパレードです。番外編とさせていただいたのは、この作品はおすすめはできないけど、紹介はしておきたいという私のわがままです!笑
あまりに酷い内容ですが、唯一楽曲は意外と良い。その才能を別に使ってくれと思わざるを得ません。ポップミュージックだったり、カントリーだったりと聴き心地の良いサウンドが多いので、恐ろしい映像の中でミュージカルシーンが始まると安心できます。大げさな演技やふざけたシーンが多いですが、そこが笑えたりもします。
観るに堪えない描写も多く、正直ミュージカルでなければ観ていなかったですが、こういう機会がなければ出会わなかった作品。最後まで観られたのもミュージカルだったからこそ!でも、観る際は覚悟してくださいね。
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| グロ度 | ★★★★★ | もはや説明不要のグロ・下品・悪趣味の全部盛り。耐性必須。 |
| 怖さと楽しさのバランス | ★★☆☆☆ | 怖いというより狂っている。気持ち悪さが恐怖をぶち抜いてくるタイプ。 |
| 世界観・ビジュアル | ★★☆☆☆ | 低予算・悪ノリ・下品の三拍子。でも「わかっててやってる」感じが強い。 |
| ミュージカル度 | ★★★☆☆ | クオリティはともかく、勢いと愛と潔さは本物。 |
| 中毒性・リピートしたくなる度 | ★★☆☆☆ | 一度観たら一生忘れないけど忘れていいタイプ。 |
| 総評 | ★★☆☆☆ | 合わない人には地獄のホラーミュージカルの最終兵器。 |
まとめ
今回は、ホラー・ミュージカルというテーマで書かせていただきました。
ミュージカルは、明るく楽しいイメージが強いですが、ホラーというジャンルがあるのも魅力のひとつ。ホラーにしては、怖いものは比較的少なく、子供でも鑑賞できる作品もあるというのが今回集めてみた印象です。

「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」や「ナイトメア―・ビフォア・クリスマス」は、特におすすめ!

友達とワイワイ観るなら、「アナと世界の終わり」がいいかな!

ずしんとくるダークな作品をご所望であれば、「スウィーニー・トッド」や「ダンサー・イン・ザ・ダーク」がイチオシじゃな。
「ロッキー・ホラー・ショー」や「チキン・オブ・ザ・デッド」なんかは、ひとりお家でひっそりと観ることをおすすめするぞい、ほほほ…。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!この記事がみなさんのチョイスのお助けができていれば幸いです。

