NETFLIXオリジナル「アガサ・クリスティのセブンダイヤルズ」感想|ネタバレあり

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海外ドラマ

この記事には、ネタバレが含まれますので、ご注意ください。

英国郊外の豪邸を舞台に、陰謀と裏切り、そして家族の悲劇が交錯する英国ミステリーの開幕です。

作品情報

原題・タイトルThe Seven Dials Mystery
原作アガサ・クリスティ
ジャンルミステリー/サスペンス
制作国イギリス
配信日2026年1月15日
監督クリス・スウィーニー
脚本クリス・リブナル
キャストミア・マッケンナ=ブルース
エドワード・ブルーメル
マーティン・フリーマン
ヘレナ・ボナム・=カーター
配信NETFLIX

あらすじ

舞台は1925年のイギリス、郊外の豪邸で華やかなパーティーが開かれた。若者たちは、朝寝坊のジェリーを驚かせるために、8つの目覚まし時計を部屋に隠すという悪戯を仕掛けた。しかしその翌朝、ジェリーは息絶えており、棚の上には7つの時計が並べられていた。

ネタバレなし感想

今作は、アガサ・クリスティ原作として観るかどうかで評価が分かれそうです。
原作を一切知らない私は、何の先入観もなく楽しむことができました。

目で楽しむ英国ミステリー

上流階級の若者たちの会話、英国的な皮肉、少し気取った空気感

クラシカルな街並みに色鮮やかなファッションや装飾品

眺めているだけでも満足感があります。

小物や演出の細部まで丁寧に作り込まれ、7つの目覚まし時計や豪邸の装飾など、映像の美しさも楽しめます

渦巻く陰謀と心理戦

謎の組織「セブンダイヤルズ」の暗躍。
表面は華やかでも、背後では誰が味方か敵か分からない緊張感が続きます。
善悪が曖昧な人間模様や心理戦は、深みとスリルを演出しています。

豪華な俳優陣と絶妙なバランス

ヘレナ・ボナム・カーターマーティン・フリーマン
演技派二人の存在感は圧倒的で、軽妙なコミカル演技も随所にあるため、緩急のバランスも見事です。

また、主人公のバンドルは幾度となく窓から落ちる、落ちる。

ちょっぴりお転婆な性格がユーモアを添えています。

★でわかる映画評価

評価項目評価コメント
表現の強さ★★☆☆☆血痕などはあるが、直接的な暴力描写は控えめ。
スピード感★★★☆☆派手な展開も驚きの謎解きもなく、物語は静かに進む。
美術・ビジュアル設計★★★★★屋敷の造形、街並み、色味などとにかく“昔の英国”。格式のある上流階級感を味わえる。
キャラクター★★★☆☆キャラクターの関係性の深堀はないが、セブンダイヤルズという組織のミステリアスさが魅力。
ミステリー度★★★☆☆トリックや謎解き要素は薄い。だが、黒幕は意外にも隠されており、油断すると見落とす巧妙さ。
総評★★★☆☆派手さはないが、ビジュアルで楽しませてくれる“上品な世界観で魅せる英国ミステリー”。

ネタバレあり感想

切なき犯行

黒幕は、まさかのバンドルの母親、レディ・ケイタラムだった。

息子を亡くした悲しみ、そして国の無力さに対する憎しみ。

さらに、父親と息子を失った中で、生き延びるため、マティップ博士の発明した「金属の配合公式」を手に入れ、莫大なお金に換える計画だったのだ。

ラングじいさん
ラングじいさん

犯行動機を聞く中で、わしの胸をえぐったのは、どんなに娘のバンドルがそばにいても、母親にとっての“息子はもう帰らない”という現実じゃな。

ドーラ
ドーラ

うん。自分の存在が母親にとって救いにはならないのだと突き付けられているような気がして、とっても悲しかった…

一方、ジェリーを手にかけたのは異母兄妹のローレン。

そして、秘密を知ってしまったロニーは、ジミーの手によって命を奪われる。

犯人たちがあまりにも身近な存在で、しかも飄々と振る舞っている様子は、逆にその恐ろしさを際立たせています。

セブンダイヤルズ

秘密結社「セブンダイヤルズ」は、世界を陰で守る正義の味方だった。

しかも、そのリーダーが何を隠そうバトル警視だったのだ。

今回のミッションは、レディ・ケイタラム達が狙っていたマティップ博士の「金属の配合公式」を守ること。

ラングじいさん
ラングじいさん

思わず、もしかしてこの組織は、後のMI6の前身のような存在なのでは…と考えてしまったのう。

さらに、実はバンドルの父親も、この結社の一員だったことが明かされる。
そしてその後、バンドル自身も次の世代として、この組織に加わることになるというところで幕が下りるのであった。

この作品にピッタリな人は?

こんな人におすすめ

  • 英国ミステリーの空気感が好き
  • イギリス英語を浴びたい人
  • 一気見より、じっくり味わう作品を探している人
  • マーティン・フリーマン好きの人

まとめ

派手さはないけれど、じわじわと後からうま味がでてくる英国ミステリー。シリーズ化するかはわかりませんが、次はどんな陰謀と心理戦が待っているのか、考えずにはいられません。

個人的には、もう少しバトル警視の頭脳プレイを拝みたいところです。

とはいえ、あまり期待値を上げすぎると肩透かしをくらう可能性もあるので、軽い気持ちで楽しむことをおすすめします。


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