この記事にネタバレは含まれません。
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映画と音楽、どちらも好きなら一度はハマってほしいのがミュージカル映画。

そんな中でも今回は、ABBAとかマドンナ、Wham!みたいな、だれでも知ってる曲がいっぱい出てくる、ジュークボックス・ミュージカル映画のおすすめを選んで6本紹介するよ!
マンマ・ミーア!
マンマ・ミーア!(2008)
ギリシャのエーゲ海に浮かぶ美しい島で小さなホテルを営むドナと娘のソフィは、親子二人で仲良く暮らしていた。娘の結婚式が明日に迫る中、ドナは昔からの友人・ロージーとターニャを島に招待し、久しぶりの再会を喜んでいた。そんな中、ソフィは友人にあることを告白する。それは、母親の昔の日記を盗み読みしたことで自身の父親候補が3人存在すること。そして、その3人の父親候補を島へ招待したということだった…
| 監督 | フィリダ・ロイド |
| 脚本・原作 | キャサリン・ジョンソン |
| キャスト | メリル・ストリープ アマンダ・サイフリッド |
| 配信 | U-NEXT Amazon Prime Video |
ABBAの名曲と一緒に、人生はもっと楽しくなる!
70〜80年代に絶大な人気を誇っていた音楽グループ”ABBA“の楽曲をふんだんに散りばめた体が踊り出したくなるような最高に楽しいミュージカル。
明るくポップな楽曲と絵本から飛び出してきそうなおしゃれで開放感のある映像、そしてぶっ飛んだストーリー!でも根底にあるのは、母親と娘の絆。終始ハッピーな作品ながら、最後にはほろりとさせられます。
ドナ役のメリル・ストリープ、ターニャ役のクリスティーン・バランスキー、ロージー役のジュリー・ウォルター。この仲良し3人組のパワフルな歌声が光り、ミュージカルシーンはどれも名シーン揃いです。
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 音楽との融合度 | ★★★★★ | ABBAの名曲が自然に物語に溶け込み、感情を盛り上げる。 |
| ラブストーリー度 | ★★★☆☆ | 恋愛よりも、ファミリーの絆にフォーカス。 |
| エンタメ性 | ★★★★★ | 観ているだけでハッピーになれる。 |
| メッセージ性 | ★★☆☆☆ | 家族や友情の大切さを伝えるが、あくまで明るく楽しく描かれている。 |
| 総評 | ★★★★★ | バケーション気分で、心から楽しめるミュージカル映画の王道。 |
マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー
ギリシャのエーゲ海に浮かぶ美しい島。ドナ亡き後、娘のソフィは母親の夢でもあったホテルのリニューアルオープンを実現に漕ぎつける。ホテルの開業準備に走り回っている最中、夫のスカイがニューヨークへ転勤する可能性が浮上し、すれ違いが生じる。時は遡り、オックスフォード大学を卒業したばかりのドナは、自分探しの旅に出る。その旅の中で三人の若者と出会うのだが...
| 監督・脚本 | オル・パーカー |
| 原作・原案 | キャサリン・ジョンソン |
| キャスト | アマンダ・サイフリッド リリー・ジェームズ メリル・ストリープ |
| 配信 | U-NEXT Amazon Prime Video |
もう一度、ABBAと一緒に最高の夏へ!
前作『マンマ・ミーア!』に続き、本作もABBAの名曲に包まれた、明るくハッピーな雰囲気が魅力。ただし今回は、前作の主人公が先立っているという背景もあり、どこか切なさを感じさせる物語になっています。
自由に旅して恋をするドナの大胆さにワクワク。
新しい出会いや別れを重ねても、血の繋がりを超えた家族のような関係性が微笑ましい物語です。
前作のキャストも引き続き登場しており、過去のドナや三人のパパを演じる役者たちの絶妙なキャラクター再現も見どころ。さらに、美しい景色と楽しいミュージカルシーンは、何度見ても心が弾むこと間違いなしです。
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 音楽との融合度 | ★★★★☆ | 名曲揃いだが、前作ほどの爆発力は控えめ。 |
| ラブストーリー度 | ★★★★☆ | ドナの自由奔放な旅と恋。 |
| エンタメ性 | ★★★★☆ | 前作同様の明るい歌とダンス、そして感動がバランスよく味わえる。 |
| メッセージ性 | ★★★☆☆ | 亡き母の思い出に浸るノスタルジー感。 |
| 総評 | ★★★★☆ | 陽気な続編かと思いきや、しっかりとした“母と娘の物語”。前作を観ているほど刺さる一作。 |
ムーラン・ルージュ
舞台は、1899年の花の都・パリのモンマルトル。作家志望のクリスチャンは、愛の物語を書こうと試みるが筆は一向に進まない。そんな時、ひょんなことから華やかなショーを繰り広げるキャバレー「ムーラン・ルージュ」の新しい演出の作曲に携わることになったクリスチャンは、その娼館の花形スターである“サティーン”と恋に落ちる。しかし、彼女にはある秘密があり…
| 監督 | バズ・ラーマン |
| 脚本 | バズ・ラーマン クレイグ・ピアース |
| キャスト | ニコール・キッドマン ユアン・マクレガー |
| 配信 | Disney+ Amazon Prime Video Hulu【レンタル】 |
恋に落ちた瞬間、世界はミュージカルになる。
監督は、「ロミオとジュリエット」や「華麗なるギャツビー」などを手掛けたバズ・ラーマン。美しい愛の物語でありながら、悲哀に満ちたミュージカル・ロマンスとなっています。
ニコール・キッドマンの息をのむほどの美しさに思わずため息がこぼれる。煌びやかで妖艶、そして豪華絢爛。圧倒的な美術と衣装もまた、この作品を語るうえで欠かせない大きな見どころのひとつ。
デヴィッド・ボウイやビートルズ、マドンナなどの70~80年代の名曲たちを華麗にアレンジ・ミックスしており、役者たちの優しくジェントルで時に力強い歌声が刺さります。独創的で唯一無二な世界観に酔いしれてみてください。
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 音楽との融合度 | ★★★★☆ | ポップ・クラシック問わず既存曲を大胆に再構築。その完成度は高い。 |
| ラブストーリー度 | ★★★★★ | 禁断の恋と悲恋が物語の中心。 |
| エンタメ性 | ★★★☆☆ | 華やかな衣装や舞台演出、テンポの良い編集で視覚的にも圧倒される。 |
| メッセージ性 | ★★★☆☆ | ストーリーよりも艶美さに魅了される。 |
| 総評 | ★★★★☆ | 美しさ・華麗さでは右に出るものはない、歌と映像が心を直撃するミュージカル映画の最高峰。 |
踊るアイラブユー
大学を卒業したばかりのテイラーは、イタリアの美しい街・プリーアに3年ぶりに戻ってきた。友人たちとの再会を喜ぶテイラーだったが、姉・マディの突然の結婚報告に驚く。そして、紹介された婚約者はなんと3年前に別れた元カレだったのだ。過去のことは忘れ、姉の結婚を祝福しようとするテイラーだったが、次第に自分の気持ちが隠せなくなり…
| 監督 | マックス・ギワ ダニア・パスクィーニ |
| 脚本 | ジョシュア・セント・ジョンストン |
| キャスト | ハンナ・アータートン アナベル・スコーリー ジュリオ・ベルーチ |
| 配信 | U-NEXT |
恋も家族も、歌えばうまくいく。
ホイットニー・ヒューストンやシンディ・ローパー、ワム!など80年代の懐かしの名曲たちを散りばめたミュージカルラブコメディ。曲を聴いたことがなくても、キャッチーな音楽と歌って踊るフラッシュモブ感溢れるミュージカルシーンは何も考えずに楽しめます。
姉妹間での恋人の取り合いという何とも気まずい物語設定ですが、美しいビーチリゾートでのバケーション、異国情緒あふれるエキゾチックな役者達、熱い恋愛に仲間たちとの思い出など、夏にぴったりな作品です。
英語でのタイトルでもある「Walking on Sunshine」のミュージカルシーンは、幼馴染や友人との夏の思い出を彷彿とさせます。恋の甘酸っぱさやわだかまりなど、人生における最高の時間を感じさせてくれるはず!
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 音楽との融合度 | ★★★★☆ | ポップで親しみやすい楽曲が中心で、物語に自然に溶け込んでいる。 |
| ラブストーリー度 | ★★★★☆ | 軽やかな恋模様や友情が描かれ、ほのかな胸キュン要素が楽しめる。 |
| エンタメ性 | ★★★☆☆ | 明るいダンスと歌で楽しめるが、少々地味さも。 |
| メッセージ性 | ★★☆☆☆ | 友情と恋の楽しさがテーマで、終始楽しい。 |
| 総評 | ★★★★☆ | 南国リゾートの風景と音楽で、肩の力を抜いて楽しめる気楽なミュージカル。 |

マイナーだけどね、作中で“Walking On Sunshine”を歌うミュージカルのシーンが、ほんとに最高なんだよ!
みんなでトマトを投げ合うんだけど、見てるだけでワクワクするし、だいすきな場面なんだ〜!
シンデレラ
両親を亡くし天涯孤独のエラは、継母やその娘たちに地下室に追いやられながらも自らの夢であるデザイナーになるために日々ドレスの試作を行っていた。そんなある日、お城で舞踏会が開かれることを知ったエラは、自作のドレスを披露するのだが継母に反対されてしまう。ドレスを台無しにされ、絶望していたエラの前に現れたのは、ファビュラス・ゴッドマザーだった…
| 監督・脚本 | ケイ・キャノン |
| 原作 | シャルル・ペロー |
| キャスト | カミラ・カベロ |
| 配信 | Amazon Prime Video |
名曲ポップで生まれ変わる、新しいシンデレラ。
「ピッチ・パーフェクト」の脚本・監督を務めたケイ・キャノンが手掛ける現代版シンデレラ。ラブストーリーだけではなく、自身の夢や自由な生き方などを描くことで、おとぎ話を現代の価値観にアップデートしたミュージカル。
「アナと雪の女王」エルサ役のイディナ・メンゼルや「キンキーブーツ」ローラ役のビリー・ポーターなど、ブロードウェイで活躍する役者たちが参加しているのも見どころのひとつ!歌唱力はお墨付きです。カミラ・カベロ書き下ろしの「Million To One」のほか、クイーンやジャネット・ジャクソン、エド・シーランなどの人気アーティストの楽曲で彩られています。
夢を追いかけるすべての人に。悩んで行き詰ってしまったすべての人に。人生はもちろん魔法のようには進まないけれど、それでも真摯に取り組み、諦めず突き進むエラの姿に一歩踏み出す勇気をちょっぴりおすそ分けしてもらえる、そんな作品です。
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 音楽との融合度 | ★★★☆☆ | 新旧ヒット曲を取り入れているが、物語との一体感はやや控えめ。 |
| ラブストーリー度 | ★★★☆☆ | 王道のラブストーリーに現代的な自立要素を加えたバランス型。 |
| エンタメ性 | ★★★★☆ | 華やかな衣装や舞台演出で視覚的に楽しめる。 |
| メッセージ性 | ★★★★☆ | 自立や夢を追う意志など、現代的メッセージがしっかり伝わる。 |
| 総評 | ★★★☆☆ | 古典シンデレラを現代風にアレンジした実験作。 |
ロック・オブ・エイジズ
オクラホマから出てきた女優志望の少女シェリーは、ロサンゼルスにあるライブクラブ「バーボンルーム」でバーテンとして働きながらロックスターを夢見る青年・ドリューと出会い、恋が始まる。そんな中、市長はイメージ向上のために過激な思想や行為を排除しようとした。その中には、ロックンロールが含まれており、「バーボンルーム」一帯の取り壊し運動が始まってしまう…
| 監督 | アダム・シャンクマン |
| 脚本 | ジャスティン・セロー クリス・ダリエンソ アラン・ローブ |
| キャスト | トム・クルーズ ジュリアン・ハフ ディエゴ・ボニータ |
| 配信 | U-NEXT Amazon Prime Video |
人生も恋も、ロックで突き抜けろ。
ブロードウェイで人気を博した同名ミュージカルを「ヘアスプレー」と「魔法にかけられて2」のアダム・シャンクマン監督が映画化。70~80年代のロックナンバーで綴られる若者の夢と挫折、そして恋。
ジャーニーやガンズ・アンド・ローゼズ、ボン・ジョビなど、とにかくロックが好きな方は観て損なし!ミュージカルとしてもライブ感覚としても楽しめるので、部屋を閉め切って大音量で観てほしい作品!
スキャンダラスでセクシー、そして孤独な伝説的ロックスターを演じるトム・クルーズの歌唱シーンは貴重です。また、ブライアン・クランストンやキャサリン・ゼタ・ジョーンズなどベテラン勢の体当たりで振り切った演技や過激な演出も癖のある味付けとなっています。
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 音楽との融合度 | ★★★★☆ | 80年代ロック名曲がストーリーに絡み、ライブ感あふれる演出。 |
| ラブストーリー度 | ★★★☆☆ | 恋愛要素はあるが、物語よりも音楽と勢いが主役。 |
| エンタメ性 | ★★★★★ | 爆音ライブと派手な演出で観客を熱狂させる娯楽性の高さが魅力。 |
| メッセージ性 | ★★☆☆☆ | ロックと青春のノリが中心。 |
| 総評 | ★★★★☆ | 理屈は抜いてロックなミュージックと勢いで楽しむタイプのミュージカル。 |
アクロス・ザ・ユニバース
第二次世界大戦が終結し、米兵だった父親を捜すためリバプールからアメリカへやってきたジュードは、自由奔放に生きるマックスという青年に出会う。マックスの妹のルーシーと恋に落ち、そしてミュージシャンたちとの自由な暮らしを謳歌していたジュードだったが、時は1960年代のベトナム戦争真っただ中、そんな彼らの生活に暗い影が差し始める…
| 監督 | ジュリー・テイモア |
| 脚本 | ジュリー・テイモア ディック・クレメント |
| キャスト | エヴァン・レイチェル・ウッド ジム・スタージェス ジョー・アンダーソン |
| 配信 | U-NEXT |
ビートルズが紡ぐ、愛と革命の物語。
1960年代の反戦に沸くアメリカをビートルズの33の楽曲で彩る風代わりなミュージカル。一見、ロマンチックな恋愛ものかと思いきや、夢の世界を具現化したようなサイケデリックで独特な世界観、メランコリーで寂寞な作風が特徴です。
明確な物語をなぞるのではなく、ビートルズの音楽とそのメッセージを通して、
戦争や革命、国が大きく揺れ動いた激動の時代を生きた人々の空気感や息遣い、当時の雰囲気そのものを感じ取る作品。
ビートルズ好きの方はもちろん、楽曲を知らなくても楽しめますが、奇抜な作風は好き嫌いが分かれそうです。私のお気に入りシーンは“Dear Prudence“。あなたの好きな楽曲が見つかるかも!
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 音楽との融合度 | ★★★★☆ | ビートルズの名曲を象徴的に再構築し、物語と一体化させている。 |
| ラブストーリー度 | ★★★★☆ | 恋愛や友情の切なさが作品全体に漂い、感情移入しやすい。 |
| エンタメ性 | ★★☆☆☆ | 派手な演出やダンスは少なめだが、映像美と音楽で没入感を演出。 |
| メッセージ性 | ★★★★★ | 戦争・平和・愛・自由など、時代や社会に通じる深いテーマが強く伝わる。 |
| 総評 | ★★★★☆ | 音楽と映像を通じて感覚的に心を揺さぶる、アート寄りのミュージカル映画。 |

ちょっぴり渋くて難しい作品。でも“Dear Prudence”のところがいちばんすきなの!
まとめ
今回は、ジュークボックス・ミュージカルを特集してみました。映画から様々な楽曲を知ることができるのもジュークボックス・ミュージカルの魅力。すでに知っている曲があれば、なお楽しめますが、観ることで音楽の幅が広がり、思いがけない出会いがあることも。ぜひ、物語と音楽のシンフォニーを感じてみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


